Coffee Break

金融リテラシー向上のすすめ

 

1万円をあげるから、何に使ってもいいよ!

と言って1万円渡らさたら、あなたは何に使います?

叙々苑に行っていい肉を食べます!
エステに行って自分磨き!
欲しかったゲームを買うぜ!

いろいろな使い道があると思います。

現在は、コロナウイルスが猛威を振るう世界情勢です。もしかしたら、上記のような使い方をする人は少数派で、何かあったときのために貯金する人が大多数ではないでしょうか?

通常、銀行などに貯金すると、そこには利子が付きます。そうです。今使うよりも貯金しておいて未来で使うほうが多くなるのです。では、どのくらい増えるのでしょうか?

ゆうちょの普通貯金の利率は『0.001%』です。これが何を意味するかわかりますが?

『1万円貯金したら1年後には1万円+0.1円がもらえる』

ということです。10年貯金してやっと1円になります。

いやいや、俺は定期貯金ってものを知っている!そっちはもっと利率が良いはずだ!

とおっしゃる人もいるでしょう。ゆうちょの定期貯金の利率は普通貯金の倍あります。つまり利率が0.002%です。これは

『1万円貯金したら1年後には1万円+0.2円がもらえる』

ということです。そうです。10年貯金すると定期貯金だった場合2円になります。

悲しくなりますよね(笑)!でも、これが現実です。なんと、金額によってはここから税金も引かれます。

こんな状況では、働いて稼いだ分しかお金を得ることはできないのか?

いいえ、そんな事はありません。稼いだ分以上にお金を得ることができます。その答えは

お金に働いてもらう

ことです。

ここで終わると、ネットに溢れるインチキサイトや変な情報教材の押し売りのように思われる方がいらっしゃるかもしれません。

そう思ったあなた!違います!私は何も売りつけたりするつもりはありません。最後におすすめの本は紹介しますが、別にそれを買わなくても全然問題ありません。

かくいう私も、1年前までは

『お金は働いて稼ぐもの』

『貯金はコツコツして、銀行に預けておくもの』

と漠然と考えていました。たまに見聞きする情報で、デイトレードやFXで大金持ちになった人を見ると羨ましいと思っていましたが、

『この人達はギャンブルに勝っただけ。家族もいるのにイチかバチかで勝負することはできない』と考えていました。

確かに、今まで一か八かの勝負をしなかったことは、間違った判断ではなかったと思いますが、それら金融の知識を勉強しようと思ってこなかったことは反省しています。

そうです。私は、お金持ちになりたいと思いながらも、行動は愚か知ろうとすることすらしていませんでした。

確かに、お金が人生の全てであるとは思いません。結婚したこと。息子が生まれたこと。これらの思い出は、何億円、いや、何兆円出されようと取って代わることのできない大切な思い出です。多くのパパママにとっても同じだと思います。

一方で、お金なしではスタート地点に立つことすらできないことが多く存在するのも事実です。無一文でこの世の中を生き、生活していくことは不可能に近く、特に日本では殆ど不可能と言っても過言ではないでしょう。

多くの人は、病院で生まれます。病院で出産するには入院費用がかかります。その後も、紙おむつ、粉ミルク、哺乳瓶、肌着など、この世に生まれて1週間、自分の意識もままならない状況でかなりのお金を使っています。

その後も、食費を始めとした生活費は一生かかり続け、保育園や幼稚園から始まる教育費がかかり、病気になれば医療費がかかります。そこに、趣味や旅行、交際費などを考えると。。。人生がお金とは切っても切れない関係であることがわかります。

そうです。切っても切れない関係。無視はできないのです。見ないふりをして、気が付かないふりをして生きることはできるかもしれません。そういった選択も一つだと思います。しかし、私は、是非、『知る』という選択をしてほしいと思います。たとえ行動を起こさなかったとしても。

『知らないで行った人生の選択』と『知って行った人生の選択』、うまく行かなかったとき、どちらを選んでも後悔が残ると思います。しかし、その後悔は後者のほうが圧倒的に少ないはずです。

今回は、そう考えていた私が、金融に関して全くわからない状態で勉強するのに役立った本を紹介しようと思います。

『お父さんが教える13歳からの金融入門』

です。この本は、タイトルの通り難しい内容ではありません。いろいろな例を使ってわかりやすく説明してくれます。もちろん、難しい専門用語も出できます。

(FDR、FRB、デフォルト、ベンチャーキャピタル、プライベート・エクイティなど)

しかし、それらを事細かく解説したりはしません。簡単に言うとどういうことなのか概念を説明してくれるにとどまります。本当に難しすぎる単語は、『聞いたことがあるかな〜』くらいでもいいと言っています。

アクティブな人は、この本を読んで実際に株や投資をやってみるんだろうと思います。実際、私も、ほんの少しだけ株を買ってみたりしました。(←ほんとにほんの少しです)

ちょっとやってみた私の感想としては、是非、みなさんもほんの少しでもいいのでやってみることをオススメします。やってみると、思っていたほど難しくないことを実感できるからです。(ただし、最初からむちゃくちゃするのではなく、なくなってもいいような少額の余剰資金で行うことをオススメします。)

世界恐慌やリーマンショック、コロナショックなど、TVでは経済危機だとか、好景気だと騒ぎ立てます。なぜ、TVはそんなに騒ぐのか?経済と世界はどう関わっているのか?この本だけで知ることは不可能です。でも、その『知る』ことの第一歩になるのは間違いありません。

是非、読んでみることをオススメします。

あなたの人生が、ほんの少しでも良い方向に進むことを祈っています。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。